ぷうこです。
弁護士事務所を出て、歩きながらずーっと頭の中では「破産」の文字がぐるぐるとまわっていました。
何をいまさら?破産でもしょうがないって覚悟決めたんじゃないの?
「破産者」って呼ばれたくないって、何小さなプライドもっちゃってるの?・・・と自問自答しながら。
そして、ぷうこのこれまでの人生を思い返し、これからのダンナ様との生活を思いながら、どうするのがいいのか、思案しつつ、東京の街をただただ歩きました。
間もなく有楽町に出て見覚えのある景色が。
そこにはダンナ様の大好きな「JALプラザ」があります。
全然関係ないクセに、ダンナ様はJALが大好き。
航空会社として、というより、JALグッズが好きなんです。
JAL プラザにも何度か一緒にきたことがあり、そのたびに、ボールペンやらメモ帳やらストラップやらを買って嬉しそうにしているのです。
ふと、ダンナ様が喜ぶ顔が浮かび、「何か買っていってあげよう」と思いました。
「うどんですかい」「カレーうどんですかい」がお気に入りだったな。
あ・・・ボールペンも見たことないの置いてる・・・
そんな調子で1000円ほどお買いもの。
そして、ダンナ様の働く六本木ヒルズに行ってみることにしました。
もちろん歩いて。
・・・今思うと完全に「現実逃避」行動ですよね。
人から見たらおかしなことを、したくなるときがあるんです。
こういうときに。
結局、弁護士事務所を出てから4時間歩き、六本木ヒルズへ到着しました。
もうすっかり日も落ちて・・・そのせいでもないけど、道を間違えて東京タワーを一周してまた新橋に戻っちゃったりしながら、それでもここまで歩いてきたのに、今更タクシーも電車も乗るもんかと意地になって歩いちゃいました。
ダンナ様に電話すると「なにやってんだよ~」と優しい声で笑ってくれました。
そして、ほどなくダンナ様がお仕事が終わったので、一緒に帰ることに。
ぷうこは思い切って、「今日飲みにいこう!」といいました。
今日は節約よりも、ちゃんと話したい。
これまでも、ダンナ様との大事な会話は、いつも居酒屋でした。
元もと会社の先輩・後輩だったので、会社帰りによく相談にのってもらっていた名残もあって、まじめにじっくり話すときは、居酒屋で腰を据えて話すほうがこれまでの二人には合っていたのです。
今日だけは、節約よりも、ちゃんと話さなくっちゃ。
そして、おうちの近所にある焼き鳥やで、その話は始まりました。
(・・・まだ続く)
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